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物語の中の司法書士

Shihoshoshi in novels

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[Entry number 009]


写真は本文と関係がありません。
Entry nubmer 008 紹介者
橋本勝由
著者
立松和平
題名
恩寵の谷
出版社
株式会社新潮社
内容

帯紙を、引用しておきます。

古河鉱業の誘いに導かれて兵庫県生野銀山からやって来た、坑夫付取立免状
を得たばかりの三人の若い坑夫。彼らは地中に宝を掘り当てるべく懸命に掘り進み
、遂に無尽蔵の銅の鉱脈を発見する。日本一の鉱山として世界に名を轟かす足尾。
だがやがて、鉱毒は野に満ち、彼らの肺は粉塵に侵されて行く・・・。
著者の曽祖父が生きた明治初期足尾鉱山の歴史、地中に夢を託した若い坑夫の
生き方を描く畢生の大作!

登場場面

388P,394P
物語の主人公である「宗十」が、兵庫県但馬の生野銀山を出て、
後に世界的に名を轟かせることとなる足尾銅山で、無尽蔵の銅の鉱脈
を発見し、「成功」をおさめ、故郷から母を足尾に呼び寄せる場面
で「代書屋」が登場する。

宗十は母を足尾に招くことにした。飯場の親分になったのだからそれなりの 格式もあるだろうと、代書屋に代筆をしてもらった。足尾はそれと望むならば どんなことでもできる町になっていたのだ。候文のなんだか難しい墨書の巻紙 の手紙で、宗十が見てもなんのことやらわからなかったから、母も菩提寺の和尚にで も判読してもらわなければ意味はとれないはずである。はじめて出す手紙で、母は きっとありがたがって仏壇か神棚にでも上げるはずだった。

 

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